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第3種換気システムに潜むカビリスクとその対策

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第3種換気システムでカビ対策は大丈夫?~MIST工法®で住まいを守るポイント~

第3種換気システムでカビ対策は大丈夫?~MIST工法®で住まいを守るポイント~

2025/03/08

第3種換気システムでカビ対策は大丈夫?~MIST工法®で住まいを守るポイント~

負圧換気と結露リスクを知って、健康的な住環境をキープ!

こんにちは。MIST工法®カビバスターズ東京です。私たちは、長年にわたりさまざまな現場でカビ対策や防カビ施工を行い、お客様の住環境を守るお手伝いをしてまいりました。近年、建物の省エネ化や高気密化が進むなか、換気システムの重要性がますます高まっています。中でも、第3種換気システム(自然給気+機械排気)については「導入コストが比較的安い」「システムがシンプル」などのメリットがある反面、適切な施工やメンテナンスを行わないと、意外なところでカビのリスクを高めてしまうケースがあることをご存じでしょうか。

実際にご相談を受けるなかでも、第3種換気による負圧状態で建物に想定外の隙間から湿気や外気が入り込み、壁内や床下で結露が発生してカビが繁殖してしまったというお悩みを耳にすることがあります。大切な住まいを長く快適に保つためには、「気密・断熱施工がしっかり行われているか」「水まわりの排気が十分か」「フィルターの定期清掃ができているか」など、複数のチェックポイントを押さえておくことが大切です。もちろん、いくら性能の高い換気扇を導入していても、使い方や管理がずさんではカビのリスクをなくすことはできません。

そこで私たちカビバスターズ東京では、MIST工法®という独自の技術を駆使した防カビ・除カビ施工をご提供しております。事前の現場調査から原因を突き止め、長期的にカビが発生しにくい環境にするためのアドバイスまで、一貫したサポート体制を整えています。もし第3種換気システムを導入しているのに「どうも湿気が多い」「カビ臭がする」といったお悩みがありましたら、ぜひ私たちにご相談ください。住まいの健康を守るプロの目線で、適切な改善策をご提案いたします。

参考サイト:https://www.delite.jp/index.html

目次

    はじめに

    気密住宅時代に知っておきたい!第3種換気とカビの深い関係

    ● 第3種換気システムが注目される背景

    近年の住宅建築は、省エネルギーや断熱性の向上を目指し、高気密・高断熱化が進んでいます。日本では2003年にシックハウス対策として24時間換気の設置が義務化されましたが、それ以降も住まいの快適性を追求する流れから、より効率的な換気方式を選定するケースが増えています。その中でも導入コストの低さやシンプルな構造が評価され、第3種換気システムが見直され始めています。第3種換気とは、自然に外気を取り入れ、機械的に室内の空気を排気する方式のことで、一般的には給気用のファンが不要な分、導入コストを抑えられる一方で、室内が負圧になりやすいという特徴があります。高気密化された住宅では隙間が少なくなっているとはいえ、小さな開口部や構造上のわずかな隙間からでも外気が流入する可能性はゼロではなく、計画外の経路から湿気や花粉、微粒子が入り込むリスクもあるのです。

    また、住まい手のライフスタイルにも変化が見られ、在宅ワークやリモートワークの普及により、家の中で過ごす時間が以前よりも長くなっています。このような背景もあって、空気の質や湿度管理の重要性が再認識されており、換気システムの性能やメンテナンスが家族の健康維持に直結するという考えが広まってきました。特に、近年は花粉やPM2.5など、空気中の有害物質への対策が一層求められているため、給排気口へのフィルター設置や換気経路の見直しといったカスタマイズが進んでいます。こうした状況の中、第3種換気システムに対して「なるべく簡単で経済的な換気方法を取り入れたいが、湿気やカビをどう防げばいいのか?」と悩む方が増えており、その注目度がさらに高まっているのです。実際に導入している家庭も多く、正しい知識と施工・メンテナンスがあれば快適に使い続けられる一方で、誤った使い方や施工不良が原因となりカビトラブルを招くケースも少なくありません。こうした実例を踏まえると、第3種換気システムへの理解を深めることは、住まいの健康維持において非常に重要といえるでしょう。

    ● カビバスターズ東京が見てきた現場事例

    私たちカビバスターズ東京は、MIST工法®による防カビ・除カビ施工を専門に、都内はもちろん関東近郊を中心に多くの住宅や施設のカビトラブル解消に携わってまいりました。その中で実際に目にしてきた事例の一つが、第3種換気システムを導入している新築やリフォーム済みの住宅での「壁内結露」によるカビ発生です。家の中は一見、綺麗でモダンな造りに仕上がっているのに、住み始めて半年から1年ほど経つと、なんとなくカビ臭がすることに気づき、しばらくすると壁紙の表面や押入れの角に黒ずみが出始めるというケースがあります。開けてみると、その奥の断熱材や下地板に大量のカビが広がっているということも珍しくありません。

    このような現場では、外気の取り入れ方や排気ファンの能力、さらに断熱施工の状態などを総合的に確認すると、必ずと言っていいほど何らかの問題点が見つかります。例えば、給気口の位置が窓下に偏りすぎていたり、隣接する建物との狭い隙間に面していて常にジメジメした外気が入り込む構造になっていたり、あるいは負圧が強すぎて壁内に結露が生じやすくなるといった不具合です。また、水まわりの排気がダクトの途中で目詰まりを起こしていたり、浴室の換気扇が24時間回っていなかったために湿気が常に室内にこもっていた、ということもあります。こうした要因が重なって、気密性の高さが逆に裏目に出てしまい、目に見えないところでカビが大繁殖していたというわけです。

    私たちは現場で原因を徹底的に調査し、カビが発生してしまった箇所にはMIST工法®を用いて根本から除去・防カビ処理を行いますが、同時に換気計画の見直しや施工不良の補修をご提案することもしばしばです。第3種換気システムだからといって、必ずしもカビが生えやすいわけではありませんが、施工段階のミスや運転方法の誤りがあると、結果的に大きなトラブルに発展してしまうことがあるのです。これまで数多くの現場を見てきた私たちだからこそ、住まいを長期的に健康な状態に保つには、換気システムの適切な使用と点検、そして防カビ施工の重要性を強く実感しています。

    第3種換気システムの仕組みと特徴

    自然給気と機械排気で実現する快適空間の秘密

    ● 自然給気+機械排気の流れ

    第3種換気システムの最大の特徴は、「給気を自然に、排気を機械的に行う」点にあります。具体的には、外壁や窓枠近くなどに設置した給気口を通じて外気を取り込み、室内で汚れた空気を排気ファンの動力によって強制的に外へと送り出す仕組みです。給気側にはファンを使わないため、ダクトやモーターといった機材を大掛かりに設置する必要が少なく、初期の設備コストを比較的抑えられます。また、排気ファンの運転を24時間行うことで、常に室内の空気が外へ流れ出し、新鮮な空気が自然に入ってくるという流れを維持します。

    このようにシンプルな構造である反面、室内が負圧になることがしばしば指摘されています。家の中の気圧が外気よりも低くなると、設計上の給気口以外の小さな隙間や建物内部の経路からも空気が入り込む可能性があります。しっかりとした気密性を確保できている住宅であれば、基本的には給気口から空気が取り込まれますが、築年数が経過している家屋やリフォームの際に適切な隙間処理がなされていない場合、計画外のルートからも空気が入ることになるのです。そうした外気には湿気や花粉、粉塵(PM2.5など)も含まれる可能性があり、さらに排気するファンやダクトに不具合があると、思うように室内の湿気やニオイを外へ出せないこともあります。結果的に湿度が高まりやすい箇所や構造内で結露が起こり、カビ発生の原因となるケースがあります。

    とはいえ、第3種換気自体は「自然給気+機械排気」の流れを作り出すうえでシンプルかつ有効なシステムです。欠点を十分理解し、給排気口やファンのメンテナンス、適切な断熱・気密施工を行えば、快適で健康的な空間を維持できるメリットも大きいといえます。特に新築の場合は、設計段階から気密性を高め、給気口や排気口の配置を最適化することで、室内の負圧状態を過度にしないよう工夫することが重要となります。また、リフォームや既存住宅での導入時には、給気・排気ルートがどのように機能しているかを十分にチェックし、必要に応じて補修・改善を行うことが求められます。

    ● 第1種・第2種との違い

    第1種換気システム・第2種換気システムと比較するときに押さえておきたいのは、「給気と排気の両方を機械的に行うか、それとも自然に行う部分があるか」という点です。第1種換気システムは、機械的に給気し、機械的に排気する方式です。給気側にもファンやダクトを設置するため、導入コストは高めですが、熱交換器を備えて外気と室内の温熱環境を調整できる製品も多くあります。冬場や夏場に外気を取り込む際の熱ロスを抑えやすく、冷暖房効率を高めたい住宅ではメリットが大きいといえます。反面、装置のメンテナンスや初期費用がかさむなどの課題があります。

    次に第2種換気システムは、給気を機械的に行い、排気を自然に任せる方式です。第1種とは逆の役割分担であるため、室内が正圧になりやすいという特徴があります。正圧状態が続くと、家の中から外へ空気が漏れ出す形になるので、結露やカビのリスクはやや低くなる傾向にある一方、暖冷房効率には影響が出る場合があります。吸気ファンが常に稼働するため、第2種のほうがやや電力を使い、さらに気密が甘い建物では無駄に空気が外に逃げてしまう可能性も高くなります。

    そして第3種換気システムは、給気を自然に、排気を機械的に行う方式です。前述のように排気ファンを設置するだけでよいため、機器やダクト工事の手間が比較的少ないことが大きな利点ですが、負圧になりやすいというデメリットもあります。外気の取り込みが自然給気口に依存するため、場所や外部環境、風の強さによっては給気量が変動しやすく、計画通りの換気量を保つのが難しいケースも見受けられます。また、熱交換の仕組みがない場合がほとんどなので、冬場は冷たい外気がそのまま入り込み、夏場は暑い空気が入る分、冷暖房負荷が増えるという問題もあります。

    このように、第1種・第2種・第3種はいずれも一長一短があり、それぞれの住宅の気密断熱性能や居住者のライフスタイル、導入予算などによってベストな選択肢が異なります。いずれの方式を採用するとしても、しっかりと施工し、適切に運転・メンテナンスを行わなければ、逆に住環境を悪化させてしまう可能性があるのは共通点といえるでしょう。したがって、自宅に導入する換気システムの方式を決める際には、メリット・デメリットを十分に理解しておくことが重要です。

    第3種換気システムに潜むカビリスク

    24時間換気でも油断大敵!負圧が生むカビの落とし穴

    ● 室内が負圧になることの影響

    第3種換気システムでは外気を自然に取り込み、室内を機械的に排気するため、基本的に家の中が負圧の状態になりやすいという特徴があります。負圧とは、室内の気圧が外部よりも低いことを指しますが、この状態が続くと、設計された給気口だけでなく、家の構造に生じた隙間やドア・窓周りの僅かなすき間からも外気が侵入する可能性が高まります。特に築年数の経った住宅やリフォームの際に気密処理が甘くなった家では、想定外のルートから空気が入りこみ、結果的に湿度が上昇してカビ発生のリスクを高めてしまうことがあります。さらに、室内が負圧になると床下や壁内など通常はあまり空気の流れがない場所にも空気が引き寄せられやすくなり、建物内部で結露が発生しやすくなる場合もあります。こうした内部結露は目に見えないところでカビを繁殖させ、やがて壁紙の裏や床材の下などに黒ずみやカビ臭が発生し、健康への影響や建物の劣化を招く要因にもなります。特に高気密住宅の場合、換気の意図しない経路が極めて少なくなるために、排気の力が小さいと十分に空気が入れ替わらず、逆に負圧の影響が増幅されるケースも見受けられます。このように、第3種換気特有の「負圧」はしっかりと理解して対策を講じなければ、24時間換気のはずが結果的にカビを育てる温床を生みかねないのです。適正な給排気バランスを維持し、隙間処理を丁寧に行うことが、カビリスクを軽減するうえでも重要なポイントといえます。

    ● 施工不良や隙間からの湿気侵入

    第3種換気システムが本来の性能を発揮できない大きな原因の一つが、家の隙間処理や施工の問題です。いくら高性能な換気ファンを導入していても、外壁や窓枠、配管まわりなどに見えない隙間が多いと、計画的なルート以外から空気や湿気が侵入してきます。特に風雨にさらされやすい外壁の貫通部やリフォーム時に設置された新たな配管まわりでは、コーキングやパッキンが劣化していたり、そもそも十分に施されていなかったりするケースを見かけます。その結果、雨のたびに水分が染み込み、壁内部や天井裏に湿気が溜まることで、カビや腐食が進行してしまうことがあるのです。また、浴室やキッチンなど水まわりの換気ダクトが正しく接続されていなかったり、途中で折り曲げが多い構造になっていたりすると、排気がスムーズに行われず、室内や壁内に余分な湿気が滞留します。こうした施工不良は外から見えにくいため、住み始めてしばらく経ってから突然カビ臭に気づくというパターンも少なくありません。さらには、給気口の設置位置が不適切な場合、上階や隣家の排気口から流れてきた湿気や臭気までも取り込んでしまい、室内の湿度を高める原因になることもあります。結局のところ、第3種換気システム自体の構造はシンプルですが、建物全体の気密処理がしっかりなされていなければ、本来の計画換気がうまく機能せず、逆にカビリスクを高める結果につながるのです。新築・リフォームを問わず、施工の質と気密性の確保は、カビを防ぐうえで欠かせない要素といえます。

    ● 結露が引き起こすトラブル

    日本の気候は湿度が高く、四季を通じて結露に悩まされる方も多いでしょうが、特に冬場の結露はカビの発生を加速させる大きな要因となります。第3種換気システムでは自然給気口から冷たい外気が直接入ってくるため、暖房で温まった室内との温度差が生じやすく、窓や壁の表面、あるいは断熱が不十分な構造部分で結露が起こりやすくなります。また、負圧によって湿度の高い空気が壁内や床下に流れ込むと、そこで温度差が大きくなるために内部結露が発生し、カビやダニが繁殖する温床となってしまうのです。内部結露の怖いところは、表面にはほとんど異常が見えないにもかかわらず、下地や断熱材がカビに侵食されて、長期的に建物の耐久性を落としてしまう点にあります。さらに結露によって雑菌やカビが増殖すると、独特の異臭や健康被害(アレルギーや呼吸器系のトラブル)の原因にもなりかねません。実際、カビバスターズ東京が現場調査を行った中でも、表面的にはきれいに見える新築住宅の壁の中で、びっしりと黒カビが広がっていたという事例が数多くありました。その原因を突き詰めていくと、やはり結露と換気バランスの乱れがキーポイントだったのです。こうしたトラブルを防ぐためには、日頃の結露対策としてこまめな換気や室温・湿度管理を徹底すると同時に、設計・施工の段階で断熱性能を十分に確保する必要があります。定期的な点検で結露のサインを見逃さず、早めの対処を心がけることが、住まいを守るうえでの最善策といえるでしょう。

    カビを防ぐための基本ポイント

    住まいを長持ちさせるために欠かせない、3つの徹底対策

    ● 気密・断熱施工の重要性

    日本の住宅は近年、高気密・高断熱化が進み、省エネ性能が飛躍的に向上しました。しかし、もし気密や断熱の施工が不十分であったり、建物の構造上の小さな隙間を見逃していたりすると、カビの温床となるリスクが高まります。なぜなら、室内外の温度差が大きいほど結露が発生しやすくなり、湿った状態が継続するとカビは簡単に繁殖してしまうからです。特に第3種換気システムを導入している住宅では、基本的に室内が負圧になりやすいことから、隙間から外気や湿気が入り込んで壁内や天井裏で結露が起こる可能性が高まります。高断熱化が進んだ家であっても、施工段階でちょっとした気密漏れがあるだけで、そこを中心に熱橋(ヒートブリッジ)現象が起こり、室温との差によって水滴が生じる場合があるのです。

    さらに断熱材の種類や設置方法によっても、結露やカビのリスクは変化します。たとえば充填断熱であれば、断熱材と壁体の間の隙間処理をしっかりと行わなければ、そこに湿気が溜まってカビを発生させてしまうことがあります。一方、外断熱工法であっても、施工不良があれば外壁内に湿気がこもり続けることになり、同様のトラブルが起こり得ます。いずれにしても、気密・断熱施工が確実に行われているかは、建物の完成後には確認が難しい部分が多く、住み始めてから結露やカビの発生によって初めて問題が表面化するケースも珍しくありません。そのため、家を建てる段階やリフォーム時に気密測定をきちんと行い、隙間を徹底的になくす取り組みが不可欠です。そして定期的な点検も欠かせず、もしカビらしきものを発見したり、結露が激しい箇所を見つけたりした場合には、早めに専門家に相談することで被害を最小限に抑えられます。

    ● 水まわりの排気チェック

    カビが繁殖しやすい環境を考えたとき、まず想像に浮かぶのは浴室、洗面所、キッチンといった水まわりです。これらの場所は日常的に大量の水や湯気を扱うため、どうしても湿度が高くなりがちです。特に第3種換気を導入した住宅であっても、水まわりの局所換気がしっかりと機能していない場合には、湿った空気が家全体に広がってしまい、各部屋の壁や天井に結露を生じさせるリスクが増します。浴室やキッチンの換気扇をまめに運転することはもちろん、排気ダクトの取り回しが長く複雑だったり、曲がりが多かったりすると、思ったほどの排気能力を発揮できないことがあります。さらにファンの能力自体が設計上の必要量に満たない機種だったり、経年劣化や目詰まりが起きていたりすれば、実効的な換気量が著しく低下してしまうのです。

    また、水まわりの扉や窓を開けたままにすることで自然換気を促すのも有効ですが、家の負圧状態が強すぎると、かえって他の部屋から湿気を引き込む形になる場合もあります。キッチンや浴室の排気扇を回しているのに、どこか湿っぽさが取れないと感じるときは、ダクトの詰まりやファンの故障、あるいは別の給排気口のバランスに問題があるかもしれません。さらに、換気扇の回し方が不十分で、入浴後すぐに停止させてしまう方もいますが、これでは浴室の湿気が完全に排出されず、壁のすみや天井裏にこもり続ける要因となります。こうした注意点を踏まえて、水まわりこそこまめに換気状況をチェックし、日常生活の中で意識的に湿度を低く保つ工夫をすることがカビ予防において重要と言えるのです。

    ● フィルターやダクトのメンテナンス

    第3種換気システムを含む24時間換気は、一度導入すればずっと安泰というわけではありません。実際には、給気口や排気口に設けられたフィルターの定期的な清掃や交換、ダクト内のほこり・汚れの除去が必要不可欠です。フィルターが目詰まりを起こせば、外気の取り込み量が低下し、室内換気が不足するだけでなく、ファンのモーターにも負荷がかかり故障のリスクが高まります。さらに目詰まりが起こったままの状態では、湿気を効率的に逃がせず、結果的にカビが発生するリスクが増大するという悪循環を招きます。また、キッチンの排気ダクトは特に油汚れが付着しやすいため、放置すれば換気効率の低下だけでなく火災リスクまでも高めてしまう可能性があるのです。

    一方で、給気側のフィルターがきれいであっても、排気側のダクト内部がホコリや湿気で汚れていれば、換気システム全体のバランスが崩れやすくなります。第3種換気では排気ファンが室内の空気を外へと引っ張る構造になっているため、排気ダクトの途中で詰まりが発生すると排気能力が極端に落ち、室内の湿度が下がりにくくなる場合があります。さらに、長年にわたってメンテナンスを怠っていると、ダクト内部にカビが生え、そこからカビ胞子が排気とともに家の中を巡ってしまうことさえあり得ます。そうならないためにも、フィルターの交換サイクルや、ダクト洗浄の目安を定期的にチェックし、必要に応じて専門業者にクリーニングを依頼することが大切です。こうした地道なメンテナンスの積み重ねが、第3種換気システムを長く快適に使い続けるためのカギとなり、同時に住まいの健康を守る最善の手段となるのです。

    MIST工法®によるカビ対策とは

    今までにない防カビ技術で住まいをトータルに守る

    ● MIST工法®の特徴とメリット

    MIST工法®は、カビバスターズ東京が独自に開発した防カビ・除カビの技術であり、一般的な漂白剤やアルコール除菌とは一線を画す、根本的な対策を実現しています。大きな特徴としては、「物理的にカビを除去する」だけでなく、「菌糸や胞子レベルから無力化する特殊溶剤や施工手順」を組み合わせていることが挙げられます。通常のカビ取り剤では、表面上はきれいに見えても微細な菌糸が残り、再発のリスクを完全には抑えきれないケースが多いものです。しかしMIST工法®では、対象物の素材や構造に合わせて専用の薬剤を浸透・噴霧し、菌そのものを死滅させながら除去するため、頑固な黒カビやカビ臭も含めて根こそぎ処理できる点が大きなメリットとなります。

    さらに、施工後には防カビ効果を継続させるためのコーティング処理を行うことも特徴の一つです。これにより、表面上に新たなカビが付着しても繁殖しにくい環境を作り出し、長期間にわたって建材や設備を保護する働きが期待できます。たとえば水まわりや押し入れ、床下といった湿気がこもりやすい場所でも、再発率を大幅に低減できるため、カビ対策にかかるトータルコストを抑えることにもつながります。また、MIST工法®では安全性にも配慮しており、使用する薬剤は低刺激性のものを厳選。人やペットへの悪影響を最小限に抑えつつ、強力な防カビ作用を発揮する点も大きな利点といえるでしょう。こうした高い除カビ能力と長期的な再発防止効果、そして施工後の安心感を兼ね備えているからこそ、多くの住宅や施設でMIST工法®が採用されているのです。

    ● カビバスターズ東京ならではの施工手順

    カビバスターズ東京が行うMIST工法®の施工手順は、まず入念な現場調査から始まります。カビの発生箇所だけでなく、その原因となる湿気の経路や換気不良、断熱の欠損などを徹底的にチェックし、建物の構造や素材に応じて最適な対処法を見極めるのです。カビは見えている部分よりも広範囲にわたって侵食していることが多いため、現場調査では専門的な機器を使って壁内や天井裏の状態を確かめたり、床下を詳細に点検したりすることもあります。ここで原因を特定しておかなければ、いくら表面をきれいにしても再発を繰り返してしまうので、原因究明は施工手順の中でも特に重要なステップとなります。

    その後、カビの程度や発生部位に合わせて薬剤を選定し、除カビと防カビ加工の作業に移行します。まずはカビ菌を徹底的に取り除くため、MIST工法®専用の高浸透性薬剤を噴霧し、菌糸や胞子を不活化させます。これにより、表面上だけでなく奥深くに入り込んだカビまで除去が可能です。その後、仕上げとして防カビ効果を維持するコーティング剤を適切に塗布し、再発リスクを極力抑えます。必要に応じて換気口や排気ダクトの点検・清掃、隙間処理なども行い、根本的な湿気対策を並行して進めるのがカビバスターズ東京の特長です。こうしたトータルアプローチによって、目に見えるカビだけでなく、潜在的な原因を含めて一挙に解消し、建物全体を健全な状態へと導きます。最後に、お客様には施工前後のビフォーアフターを写真やデータで確認していただき、適切なメンテナンスのご提案や生活アドバイスも実施します。これらすべてのステップを丁寧に踏むことで、MIST工法®は「今あるカビの除去」と「これからのカビ予防」の両立を可能にしているのです。

    カビバスターズ東京がご提供するサポート

    カビの再発を許さない!トータルサポートで住まいを健やかに

    ● 現場調査から原因究明までの流れ

    カビバスターズ東京では、まず最初にカビが発生している場所やその周辺環境を詳細に調査するところからスタートします。具体的には、カビの種類や広がり具合だけでなく、湿度や温度の状態、換気の有無、建物の気密・断熱性能のチェックなどを総合的に行います。例えば、第3種換気システムが原因で室内が負圧になり、想定外の隙間から湿気が侵入していないか、あるいは水まわりの排気が十分に機能しているかといった点も見逃しません。こうした多角的な調査によって、単に“カビが生えている”という事実だけでなく、なぜそこにカビが発生したのか、その根本原因を突き止めることが可能です。

    原因究明のプロセスは、実はカビ対策の中で最も重要といっても過言ではありません。なぜなら、表面的なカビを除去したところで、湿気や結露の原因を放置したままでは再発を繰り返してしまうからです。私たちは目視や測定器による検査だけでなく、必要に応じて壁内や天井裏の状態を確認することもあります。場合によっては専用のカメラを使って狭いスペースを覗き込み、内部結露が起きているかどうかを調べることもあります。また、お住まいの方の日常的な生活習慣にも着目し、洗濯物の干し方やエアコンの設定、窓の開閉パターンなど、細かな点に至るまでヒアリングを行います。こうして得られた情報を総合的に分析することで、より正確なカビの発生メカニズムを把握し、後の施工プランを最適化していきます。調査と原因究明を丁寧に行うからこそ、MIST工法®をはじめとする当社の対策が長期的に効果を発揮し、再発リスクを抑えることができるのです。

    ● カビ除去・防カビ施工の事例紹介

    カビバスターズ東京が日々取り組んでいる現場では、実にさまざまなケースのカビトラブルに直面します。例えば、築年数の浅い高気密住宅においても、見えないところで内部結露が起こり、壁紙の裏側や床下で大規模なカビが発生していたという事例があります。一見すると問題のない新築住宅であっても、第3種換気システムの負圧や断熱施工のわずかなミス、あるいは水まわりの換気不良が重なって、カビを引き起こす条件が整ってしまうことは決して珍しくありません。

    実際の施工現場では、まず表面に現れている黒カビやカビ臭の強い部分を徹底的に除去する作業から取り掛かります。使用する薬剤や工具はケースバイケースで最適なものを選び、対象となる建材を傷めないよう細心の注意を払います。そして、MIST工法®特有の高浸透性薬剤を噴霧することで、目に見えるカビだけでなく、素材の深部に入り込んだ菌糸や胞子までも除去していきます。たとえば、押し入れの裏側から壁内にまで及んだカビがあった場合でも、適切な施工と防カビ処理を行えば、施工後にはカビ臭が消え、再発のリスクを大幅に低減することが可能です。さらに、浴室やキッチンなど、特に湿気の多い水まわりでは、汚れやカビを落とした後に防カビコーティングを施し、今後のカビ発生をブロックする対策も合わせて行います。このように、当社ではさまざまな現場で蓄積したノウハウを基に、建物の構造や使用環境に合わせた最善の施工プランを提案し、長期的に安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いしています。

    ● アフターケアと定期メンテナンス

    カビを一度除去したとしても、住まいや生活スタイルそのものに問題が残っていると、再発を完全に防ぎきるのは難しい場合があります。そこでカビバスターズ東京では、施工後のアフターケアや定期メンテナンスのご案内を積極的に行っています。具体的には、施工現場で得られたデータをもとに、湿度管理や換気の仕方、窓の開閉のタイミングなど、日常生活のちょっとした工夫をアドバイスさせていただきます。特に第3種換気システムを導入している場合は、給気口や排気口のフィルター掃除が怠られがちですので、定期的に点検するスケジュールを組んでいただくよう推奨しています。

    また、当社の防カビ施工は長期にわたる効果を想定していますが、それでも住宅の環境は年を追うごとに変化していきます。築年数が進むにつれて木部や壁材の状態が変わり、新たな隙間や断熱欠損が生じることもありますし、大規模リフォームを機に換気経路が再設計されるケースもあるでしょう。そうした変化に応じて、定期的に建物の状態をチェックし、必要に応じて追加の対策や施工箇所のメンテナンスを行うことで、カビのリスクを常に最小限に抑え続けることが可能です。当社では施工完了後も、電話やメールなどで気軽に相談していただける体制を整えており、万が一再発が疑われる場合には、早急に現場を確認し、必要な処置をとるよう努めています。アフターケアの手厚さこそが、カビバスターズ東京が多くのお客様から信頼を寄せられている理由の一つと自負していますので、安心してお任せください。

    まとめ・お問い合わせ

    カビのない快適空間へ。最後に押さえておきたいチェックポイントと相談先

    ● 住まいの健康を守るために大切なこと

    住まいの健康を長く維持するためには、カビの発生を「一度取り除けば終わり」と考えるのではなく、日常的に環境を整え、原因を作りにくいライフスタイルを心掛けることが大切です。特に第3種換気システムを導入している場合は、室内が負圧になる影響を理解したうえで、給気口や排気口、フィルターのメンテナンスを定期的に行う必要があります。フィルターが目詰まりしていると外気の取り込み量が落ちて室内が換気不足になり、さらに湿度が高い状態が続くと、あっという間にカビが繁殖するリスクが高まってしまいます。また、換気のルート外にも小さな隙間があると、そこから湿気が侵入して壁内結露を引き起こすケースもあるため、建物全体の気密処理や断熱施工の状態を定期的に見直すことが効果的です。

    さらに、水まわりの局所排気がしっかり機能しているかどうかもチェックポイントの一つです。浴室やキッチンで発生する大量の湿気をいかに素早く外へ逃がすかが、カビ防止のカギになります。換気扇の能力不足やダクトの長さ・曲がりの多さなどが原因で換気効率が落ちていないか、時々専門家の力を借りて確認すると安心です。もちろん、日常の清掃習慣や室内の湿度管理も欠かせません。洗濯物を部屋干しする際には除湿器やエアコンの除湿機能を上手に活用する、入浴後は浴室の換気扇を一定時間回し続ける、窓を適度に開けて空気を循環させる――こうした小さな積み重ねが、カビの再発を抑え、家族が快適に過ごせる住環境を保つうえで大いに役立ちます。何よりも大切なのは、一つひとつの対策を継続して行い、もしカビらしき兆候があれば早めに点検するという姿勢を持つことです。こうした取り組みが、住まいの健康を守る大きな力になっていきます。

    ● お問い合わせ先・ご相談方法

    もしカビの発生や異臭、壁紙の変色などにお気付きになったら、早めの段階で専門家へ相談するのが賢明です。私たちカビバスターズ東京では、現場調査から原因究明、そしてMIST工法®を使った除カビ・防カビ施工まで、一貫してご対応いたします。具体的なご相談窓口としては、まずはお電話やホームページのお問い合わせフォーム、メールなどを通じて状況をお知らせください。建物の築年数や構造、カビが確認されている場所や症状などの情報をいただけると、初期段階でのアドバイスがスムーズになります。

    また、定期的なメンテナンスやアフターケアに関するご相談も随時受け付けております。たとえば、定期点検やダクト清掃の依頼、あるいは引っ越しやリフォームを機にカビ対策を強化したいといったご要望にも、柔軟に対応しております。現場の状況に合わせて最適な施工プランを提案し、費用面や施工期間などについても丁寧に説明させていただきますので、ご不明な点があれば遠慮なくご質問ください。施工後にもし疑問や不安が生じた場合は、アフターサポート専用の連絡窓口をご利用いただくことも可能です。カビの問題は放置しても自然に解消されることはありませんので、異変を感じたら早めの行動がトラブルの拡大を防ぎ、結果的にコストを抑えることにもつながります。カビや湿気の悩みを解決したいと感じた時は、どうぞお気軽にカビバスターズ東京へお声掛けください。私たちが誠心誠意、住まいを守るお手伝いをさせていただきます。

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