中野区マンション1階カビ検査・漏水・含水率調査の実録報告
2026/05/12
目次
中野区マンション1階のカビ検査・含水率調査の実録報告
東京都中野区松が丘のある築40年の鉄筋コンクリート造賃貸マンション。1階に暮らす欧米人のご家族から「家にある物がすぐカビてしまう」「小さな子どもが2人いてアレルギーが心配だ」というご相談が寄せられました。カビバスターズ東京は現地に赴き、約3時間にわたるカビ調査と各種カビ検査を実施。その結果は、住まいの深刻な状況を如実に映し出すものでした。本記事は、その一部始終を現地調査報告書の視点から詳細に解説した実録です。
「物がすぐカビる」という現象は、単なる不衛生や換気不足では説明がつかない場合があります。中野区内でも、このように床下や配管に根本原因が潜むケースは少なくありません。カビ検査・カビ調査を専門業者に依頼したことがない方、あるいはどのような検査を行えばよいかわからないという方に向けて、本記事が参考になれば幸いです。
アメリカ人がカビに敏感な理由——欧米と日本のカビに対する意識の違い
今回の依頼主は欧米人の方でした。欧米人、特にアメリカ人はカビに対して非常に敏感です。その背景を理解するうえで重要なのが、アメリカにおける「カビ訴訟(Mold Litigation)」の存在です。
アメリカでは住宅のカビ問題が単なる建物トラブルではなく、法律問題に発展するケースが少なくありません。住宅内のカビによって健康被害が発生したとして建築会社や不動産会社が訴えられ、過去には数億円規模の賠償金が認められた事例も報告されています。こうした社会的背景から、アメリカでは住宅売買時にカビ調査(Mold Inspection)を実施することが一般的な地域もあり、カビの有無が不動産価値に直接影響するほどです。
また、1999年にアメリカで「カビ:健康への警戒警報」と題した週刊誌記事が大きな話題となりました。防護服とフェイスマスクを着用して自宅に入る夫婦の写真とともに、カビ汚染した住宅で暮らすことの危険性がアメリカ社会に強烈なインパクトを与えました。「ブラックモールド(黒いカビ)」と呼ばれるスタキボトリス・カルタルムは、住宅に生える最も危険なカビとして恐れられており、呼吸器系の問題やアレルギー反応、免疫系機能不全との関連が研究で報告されています。一方、日本ではカビを「仕方のないもの」として許容してしまう文化的慣れが根強く残っています。今回のご依頼者のように、欧米からの在住者が「この部屋のカビ臭は異常ではないか」と違和感を覚え専門家に相談するのは、むしろ自然な反応です。その感覚は正しく、実際に今回の調査結果がそれを証明することになりました。
現地調査:玄関を開けた瞬間から感じたカビ臭
嗅覚が告げる異常サイン
カビバスターズ東京のスタッフが現地に到着し、玄関ドアを開けた瞬間に、明確なカビ臭を感知しました。ご依頼者ご本人は「鼻が慣れてしまってわからない」とおっしゃっていました。これはよくあることです。毎日生活する空間のにおいは徐々に慣れてしまい、異常を異常として認識できなくなります。しかし、第三者が外から入ると即座に「これはカビの臭い」とわかります。玄関ドアを開けた瞬間にカビ臭を感じる場合、その住まいの菌汚染レベルはすでに相当高い状態にあると判断するのが専門家の経験則です。
確認された巾木の変形・床の変色・押入のカビ
室内を一通り確認したところ、全室にわたって巾木(はばき)の変形と床の変色が見られました。巾木は床と壁の境目を保護する部材ですが、長期間にわたって湿気にさらされると変形・腐食します。また、フローリング表面にも変色が広がっており、床材の内側まで水分が浸透している可能性が高い状態でした。押入れにもカビが発生しており、収納内の衣類や荷物への被害が懸念されました。「家にある物がすぐカビてしまう」というご相談の根本原因は、部屋全体の湿度・菌数が通常より高い環境にあったことがこの時点で強く推測されました。
カビ検査の実施内容——落下菌検査・付着菌同定検査・含水率検査
付着菌同定検査(3箇所実施)
付着菌同定検査は、壁・床・天井など表面に付着しているカビをスワブ(綿棒状の器具)で採取し、専門機関で培養を行うことで「何という種類のカビが生育しているか」を特定する検査です。今回は3箇所から採取を行いました。
目視でカビを確認できないケース、あるいは「カビ臭はするが表面には見えない」という場合でも、付着菌同定検査によって科学的データとしてカビの存在を証明することができます。特に今回のようにアレルギーのある方が居住している場合、どの種類のカビが体調に影響を与えているかを特定することは、適切な対策を選ぶためにも非常に重要です。
例えば、クラドスポリウム(黒カビ)やアスペルギルス、ペニシリウムといったカビはアレルギーや気管支喘息と関連が強いとされており、同定検査によってこれらが検出された場合、特に小さなお子様がいるご家庭では早急な対処が求められます。
含水率検査:フローリング含水率38.1%という衝撃の数値
含水率検査は、壁や床などの建材に含まれる水分の割合を専用の機器で測定する検査です。一般に、木材の含水率が15〜20%を超えると腐朽菌・カビが活発に増殖し始めると言われています。今回の調査では、フローリングの含水率が最高38.1%という数値を示した箇所がありました。これは通常の居室フローリングとしては極めて高い数値です。
特に高い数値が確認されたのは、脱衣場周辺と玄関周辺でした。これら2箇所は構造上、水分が集まりやすい場所ではありますが、38.1%という数値は通常の結露や生活水蒸気だけでは説明がつきません。床下に何らかの問題が有り、具体的には漏水が発生している可能性が高いと判断し、ご依頼者にその旨をご説明しました。
築40年の鉄筋コンクリート造マンションが抱えるリスク
築40年を超える鉄筋コンクリート(RC)造マンションは、構造体としてのコンクリート自体は非常に堅牢ですが、給排水管・排水管の劣化は深刻な問題をもたらします。特に高度経済成長期に建てられたマンションでは、当時の配管材料(鉄管・銅管など)が既に耐用年数を超えているケースが多く、腐食・亀裂・継手の劣化によって漏水が発生しやすくなっています。
また、1階住戸は地面と近いため、床下空間の湿気が高くなりやすい構造的特性もあります。こうした立地的・構造的な要因が重なったことで、今回のような深刻なカビ環境が生まれたと考えられます。
築年数が20年を超えると様々なトラブルが出てくると言われますが、今回のケースはその典型例です。40年という歳月は、配管・防水・コーキングのあらゆる箇所に劣化をもたらします。定期的なカビ調査と建物診断は、こうしたリスクを早期に発見するためにも重要です。
現地調査報告書の提出と今後の対応方針
大家への報告と改善要求
今回のカビ検査・カビ調査の結果は、現地調査報告書としてまとめ、ご依頼者に提出しました。ご依頼者はこの報告書を大家(賃貸オーナー)に提出し、建物の改善を求める意向とのことです。
現地調査報告書は、単なる「カビが生えていた」という記録ではなく、落下菌検査・付着菌同定検査・含水率検査の数値データ、各測定箇所の詳細、カビの種類、推定される原因と発生経路など、科学的根拠に基づいた記録書類です。大家・管理会社・弁護士・行政窓口など第三者に提示する際にも有効な証拠資料となります。
賃貸マンションのカビ問題は、「借主の管理不足によるもの」と判断されてしまうケースもありますが、今回のように建物側の構造的問題が原因である場合、賃貸人(大家・管理会社)が改善義務を負う可能性が高くなります。こうした場面でも、専門業者による現地調査報告書の存在が大きな意味を持ちます。
賃貸マンションでカビ問題が発生した場合の初期対応フロー
賃貸マンションでカビが発生した場合、まず専門業者によるカビ調査を依頼し、原因を特定することが最優先です。自分で市販のカビ取り剤を使って表面だけ除去しても、根本原因(漏水・結露・換気不足など)が解消されない限りカビは再発します。また、自己処理によって「修繕義務を果たした」とみなされ、大家への改善要求が難しくなるリスクもあります。具体的なフローとしては、以下のとおりです。 専門業者へのカビ調査依頼→現地調査報告書の取得→管理会社・大家への書面による通知と改善要求→必要に応じて弁護士・行政相談窓口への相談。カビバスターズ東京では、こうした一連のプロセスをサポートできる現地調査報告書の作成に対応しています。
中野区・1階・築古マンションに特有のカビリスクとは
1階住戸は湿気が溜まりやすい構造
マンションの1階は、上階と比較して地面からの湿気の影響を受けやすいという構造的特性があります。特に鉄筋コンクリート造の場合、コンクリートスラブ(床板)の下に空間が存在するケースでは、床下から湿気が上がってきやすく、フローリングや巾木などの木質建材が水分を吸収しやすい環境となります。都心で日当たりが確保しにくい1階住戸では、室内の乾燥も進みにくく、カビにとって繁殖しやすい条件が複数重なりやすいのです。今回の中野区の案件でも、この1階特有の湿気環境がカビの増殖を加速させた一因と考えられます。
鉄筋コンクリート造の「密閉性」がカビを育てる
木造住宅と異なり、鉄筋コンクリート造は気密性が高い構造です。この密閉性は防音・断熱の観点ではメリットですが、室内で発生した湿気や水蒸気が外に逃げにくいというデメリットもあります。特に築年数が古い物件では、現在の基準に沿った計画換気が行われていないケースも多く、室内の空気が滞留しやすい環境になっています。
換気不足+漏水による床下の湿気+1階の地面からの湿気——これらが複合的に重なった今回の環境は、カビが「育つべくして育った」状態であったと言えます。
落下菌検査・付着菌同定検査を徹底解説——なぜ2つの検査が必要なのか
落下菌検査が「部屋の空気の汚染度」を測る
落下菌検査は、培地(菌を育てる素材を塗ったシャーレ)を一定時間、室内の指定箇所に開放設置することで、空気中を浮遊し落下してくる菌を捕集する検査です。設置後に専門機関で培養を行い、発育したコロニー(菌の塊)の数をカウントすることで、その場所の空気中の菌汚染レベルを数値化します。
この検査は「その部屋の空気がどれほど汚染されているか」を広範囲かつ網羅的に把握するのに優れています。今回15箇所のサンプリングを実施したことで、部屋ごと・エリアごとの汚染分布マップを作成することができました。
付着菌同定検査が「カビの種類」を特定する
サブタイトル
一方、付着菌同定検査は表面付着菌を採取・培養し、解析などの方法でカビの種類を特定する検査です。落下菌検査が「どこが汚染されているか」を示すのに対し、付着菌同定検査は「何というカビが存在しているか」を明らかにします。
今回のようにアレルギー体質の方が居住している場合、カビの「種類」を知ることは非常に重要です。例えば、アスペルギルス属・クラドスポリウム属・アルテルナリア属などは、気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などとの関連が医学的に示されています。体調不良の原因がカビにあるかどうかを科学的に検証するためにも、付着菌同定検査は欠かせないカビ検査の手段です。
2つの検査を組み合わせることで得られる精度
落下菌検査単独では「汚染レベルの高低」はわかりますが、「何のカビか」はわかりません。付着菌同定検査単独では採取箇所の菌種はわかりますが、空間全体の汚染分布は把握できません。この2つを組み合わせることで、「どのエリアが・どの種類のカビによって・どの程度汚染されているか」という立体的な情報を得ることができます。これがカビ検査における精度の高いカビ調査の基本形です。
小さなお子様とアレルギーをお持ちの方へ——カビ環境が与える健康リスク
子どもはその体の小ささゆえ、体重あたりのカビ胞子吸入量が大人よりも多くなります。免疫系も発達途上にあるため、カビ環境への暴露は大人以上のリスクをはらんでいます。特にアレルギー体質のお子様がいるご家庭で、室内のカビ汚染が進んでいる場合、鼻炎・咳・皮膚症状などが慢性化するケースが報告されています。今回のご依頼者のように、「物がすぐカビる」「なんとなく体調が優れない」「特に子どもの症状が気になる」という状況があれば、まずは専門業者によるカビ検査・カビ調査を実施することを強くお勧めします。目に見えないカビ汚染を科学的に数値化し、根本原因を特定したうえで対策を講じることが、大切なご家族の健康を守る確実な一歩となります。
「物がすぐカビる」「部屋がなんかカビ臭い」その悩み、1人で抱えないでください
「うちの部屋、なんかカビ臭い気がするけど、どこから相談すればいいかわからない」「子どもがいるから心配だけど、大げさかな」そんなふうに悩みをひとりで抱えていませんか。
今回の事例のように、カビの根本原因が見えない場所にあるケースでは、住民の方ご自身が原因を特定することは非常に困難です。専門家によるカビ調査と現地調査報告書があれば、大家・管理会社への改善要求も根拠を持って進めることができます。
カビバスターズ東京は、東京都全域・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県・茨城県を含む関東全域に対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
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まとめ:カビは「臭い」がするうちが最後のチャンス
今回の中野区松が丘での現地調査から見えてきたのは、「カビは表面的な問題ではなく、建物の内部に潜む根本的な問題から生まれる」という事実です。パイプスペース漏水という目に見えない箇所からの水分侵入が、長期間にわたって建物全体の含水率を高め、全室にカビが発生する環境を作り上げていました。
「物がすぐカビる」「押入れにカビが生えた」「部屋がなんとなくカビ臭い」——これらのサインは、住まいが助けを求めているサインでもあります。アレルギー体質の方、小さなお子様がいるご家庭、外国人居住者の方は特に、早めのカビ検査・カビ調査をお勧めします。
カビバスターズ東京は、科学的データに裏付けられた現地調査報告書をもとに、住まいのカビ問題を根本から解決するプロフェッショナルです。中野区をはじめ、関東全域のカビでお困りの方は、今すぐご連絡ください。
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