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クラドスポリウム|黒カビの健康被害と除カビ対策

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カビバスターズ東京

クラドスポリウム|黒カビの健康被害と除カビ対策

2026/06/02

目次

    はじめに

    東京・関東の住宅に発生するカビのうち、浮遊菌検査で最も高頻度に検出される菌の一つが Cladosporium属(クラドスポリウム属) です。お風呂場の黒い斑点、窓サッシの黒ずみ、エアコンの吹き出し口の汚れ——それらの正体の多くがこのカビです。

    「ただの汚れ」と思って放置した結果、アレルギー・喘息・過敏性肺炎につながるリスクがあり、免疫が低下した方や乳幼児・高齢者がいる家庭では特に早期対応が必要です。

    カビバスターズ東京(株式会社ワールド)は、東京都・神奈川・埼玉・千葉・茨城・山梨・栃木・群馬で年間多数のカビ調査・除カビ施工を行っています。本記事では、菌学的な裏付けをもとにクラドスポリウム属の特徴を解説し、実際の施工事例・検査データを交えながら、再発しない除カビ・予防方法をご紹介します。

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    Cladosporium属(クラドスポリウム)とはどんなカビか

    分類と基本的な菌学的特徴

    Cladosporium属は糸状菌(カビ)の一群で、世界中の空気中で最も多く検出される菌属のひとつです。国内外の環境真菌学の研究でも、屋内外を問わず浮遊菌サンプリングでコンスタントに上位を占めます。

    主な種として住宅内で問題になるのは以下の通りです。

    C. cladosporioides(クラドスポリオイデス):最も一般的で、壁・天井・窓周辺に発生

    C. sphaerospermum(スフェロスペルムム):低温・高湿度環境を好み、冷蔵庫内・床下でも生存

    C. herbarum(ヘルバルム):屋外植生由来で、換気口や窓経由で屋内に侵入

    胞子は卵形〜楕円形で暗褐色〜黒褐色。コロニー(菌の集合体)は表面がビロード状で暗緑〜黒色を呈するため、肉眼では「黒いシミ」に見えます。

    なぜ東京・関東の住宅で多く発生するのか

    東京の夏(6〜9月)は平均湿度が75〜80%に達し、クラドスポリウム属が爆発的に増殖する理想的な環境となります。また、近年普及している 高気密・高断熱住宅や基礎断熱工法の建物 では、換気計画が適切でないと内部結露が慢性化し、床下・壁内でこのカビが大繁殖するケースが増えています。

    さらに東京特有の問題として、マンション・集合住宅での上下階・隣室からのカビ胞子の流入があります。共用廊下や換気ダクトを経由して胞子が室内に侵入し、結露箇所で定着・増殖するパターンです。

    クラドスポリウム黒カビが引き起こす健康被害

    アレルギー性鼻炎・気管支喘息

    クラドスポリウムの胞子は直径2〜8μmと小さく、気道の奥まで到達しやすい特性があります。免疫系がこの胞子をアレルゲンとして認識すると、IgE抗体を産生し、アレルギー性鼻炎や気管支喘息 を発症・悪化させます。欧州アレルギー・臨床免疫学会(EAACI)の報告でも、Cladosporium属はAlternaria属と並んで 喘息発作の主要誘因カビ として位置づけられています。毎年秋(9〜10月)に喘息が悪化する方の場合、屋内のクラドスポリウムが原因になっているケースがあります。

    夏型過敏性肺炎との関係

    東京・関東で夏季(梅雨〜夏)に繰り返す「発熱・咳・息苦しさ」の原因として見落とされがちなのが 夏型過敏性肺炎 です。原因菌としてよく知られるのはトリコスポロン属ですが、クラドスポリウム属を含む複数の真菌が複合的に関与するケースも報告されています。

    自宅を離れると症状が改善し、帰宅すると再発する——この「家特異性」がある方は、住環境のカビが原因である可能性が高く、専門業者による浮遊菌検査・付着菌同定検査を強くお勧めします。

    免疫低下者・乳幼児・高齢者へのリスク

    健常者では軽度の症状にとどまることが多いクラドスポリウム感染も、以下の方には重大なリスクをもたらします。

    乳幼児:気道が細く、同じ空間でも体重あたりの胞子吸入量が大人の数倍になる

    高齢者:肺胞の弾性低下により、胞子の排出能力が落ちている

    ステロイド長期服用者・がん治療中の方:免疫抑制状態のため、Cladosporium属による日和見感染(皮膚・爪・角膜の真菌症)のリスクがある

    歯科クリニック・介護施設・保育園など医療・福祉系施設でカビが発生した場合、在室者が上記ハイリスク群に該当することが多く、通常の住宅より厳密な検査と除カビ対応が必要です。

    東京・関東での主な発生場所と現場事例

    カビバスターズ東京が関わった現場から、Cladosporium属が多く検出された代表的なシチュエーションをご紹介します。

    浴室・水まわり

    浴室のゴムパッキン・タイル目地・天井の黒ずみは、クラドスポリウムの典型発生箇所です。浴室は使用後に湿度が100%近くに達し、換気が不十分だと数時間で胞子が定着します。

    現場事例(世田谷区・築25年マンション) 浴室天井とゴムパッキン全体に黒カビが広がっていた案件。浮遊菌検査の結果、室内空気1㎥あたりのカビ菌数が通常の約5倍以上で、付着菌同定検査では主たる菌種がCladosporium属と同定されました。除カビ施工後に再検査を実施し、基準値以内に改善したことを数値で確認。

    窓サッシ・結露壁(冬季に急増)

    東京の冬は室内外の温度差が大きく、アルミサッシ・北側の壁・押し入れで結露が慢性化します。結露水がカビの水分源となり、壁紙の裏側・石膏ボード内部まで侵食するケースが多数あります。

    現場事例(中野区・築40年RC造マンション) 外国人居住者から「長年の咳とカビ臭」の相談を受け調査。北側の寝室壁面にカビが発生しており、含水率検査でも壁内部の高水分値を確認。壁紙裏のカビが空気中に常時胞子を放出していた状態でした。

    エアコン内部(気流でカビが全室拡散)

    エアコンはカビにとって格好の繁殖場所です。冷房使用時に熱交換器で生じた結露水がドレンパンに溜まり、そこでカビが増殖。運転のたびに部屋全体へ胞子が散布されます。

    注意点:市販の「エアコン洗浄スプレー」は表面のカビを一時的に除去しますが、内部のドレンパン・熱交換器の奥に残存するカビには届きません。根本解決には専門業者による分解洗浄または除カビ施工が必要です。

    床下・基礎断熱工法の建物(見落とされやすい要注意箇所)

    近年の省エネ住宅で採用が増えている 基礎断熱工法 では、基礎内部(床下)が室内空間と連続しています。基礎コンクリートからの水分放出や、施工中の雨濡れが原因で床下にカビが大繁殖するケースがあります。

    この環境では床下のカビ胞子が室内気圧の変動(換気扇・レンジフード稼働時の負圧現象)によって室内に引き込まれ、居室の空気質を著しく悪化させます。基礎断熱の建物で「カビ臭がするのに発生箇所がわからない」場合は、床下の含水率検査・浮遊菌検査が不可欠です。

    歯科クリニック・医療施設(施設特有の高リスク環境

    文京区の歯科クリニックの事例では、長期の給排水管劣化による水分浸透が原因で院内の広範囲にカビが発生。浮遊菌検査を50か所で実施し、5か所で付着菌同定検査を行った結果、Cladosporium属を含む複数菌種を特定しました。患者の免疫状態を考慮し、保険交渉を経てほぼ全範囲の除カビ施工を実施しています。医療施設は在室者がハイリスク群のため、「少し黒ずんできた」という段階であっても自己判断での様子見は禁物です。速やかに専門業者による検査・施工を依頼してください。

    歯科クリニック・医療施設(施設特有の高リスク環境

    文京区の歯科クリニックの事例では、長期の給排水管劣化による水分浸透が原因で院内の広範囲にカビが発生。浮遊菌検査を50か所で実施し、5か所で付着菌同定検査を行った結果、Cladosporium属を含む複数菌種を特定しました。患者の免疫状態を考慮し、保険交渉を経てほぼ全範囲の除カビ施工を実施しています。

    医療施設は在室者がハイリスク群のため、「少し黒ずんできた」という段階であっても自己判断での様子見は禁物です。速やかに専門業者による検査・施工を依頼してください。

    押し入れ・クローゼット・家具の裏(見落とされがちな箇所)

    閉め切った収納スペースや家具の背面は空気が滞留しやすく、湿気が逃げないためクラドスポリウムが静かに繁殖します。「衣類にカビのような臭いがつく」「押し入れに黒い点々が出てきた」という場合は、すでに収納内全体に胞子が広がっている可能性があります。

    北側に面した押し入れや、外壁に接する壁面の収納は特に要注意です。定期的に扉を開けて換気するだけでも発生リスクを大きく下げることができます。

    クラドスポリウムの正しい見分け方汚れ・他のカビとの違い

    黒カビ・青カビ・白カビの違い

    「種類色見た目主な発生箇所」

    Cladosporium属(黒カビ)暗緑〜黒色点状・斑点状に広がる浴室・窓・壁・エアコン

    Aspergillus niger(黒麹カビ)黒色粉状食品・換気口

    Penicillium属(青カビ)青緑色ふわふわ・粉状食品・革製品

    白カビ(Rhizopus等)白〜クリーム色綿毛状押し入れ・衣類

    「黒い」からといってすべてCladosporium属ではありません。付着菌同定検査(真菌検査)を実施することで、菌種を正確に特定でき、適切な除カビ剤・工法の選定につながります。

    「汚れ」と黒カビを見分けるポイント

    以下のような特徴があれば、カビである可能性が高いです。

    ・拭いても数日〜数週間で同じ場所に再び黒ずみが出る

    ・カビ臭(土臭い・むわっとした臭い)がある

    ・梅雨〜夏季、または冬の結露シーズンに悪化する

    ・家を離れると体調が良くなり、帰宅すると悪化する

    逆に「一度拭いたら消えてそのまま」の場合は、水アカや排気汚れの可能性があります。

    再発しないために——クラドスポリウム黒カビの予防と対処法

    日常的にできる予防習慣

    湿度管理

    ・室内湿度を60%以下に維持する(湿度計で「見える化」を)

    ・梅雨〜夏季は除湿機またはエアコンの除湿モードを積極活用

    ・冬季の結露はその日のうちに拭き取る

    ・換気習慣

    ・入浴後は換気扇を最低1時間以上回す

    ・北側の部屋・押し入れは定期的に扉を開けて空気を入れ替える

    ・調理中・調理後は必ずレンジフードを回す

    掃除の頻度とポイント

    ・浴室は週1回以上、ゴムパッキン・天井を含めて拭き上げ

    エアコンフィルターは月1回清掃(エアコン洗浄は年2回以上)

    ・家具の背面・窓サッシの角など「死角」を定期的にチェックする習慣が再発防止につながります。

    自分でできる範囲とプロに頼むべき状態の判断基準

    カビの状態によって、取るべき対応は大きく異なります。以下を目安にしてください。

    自分で対処できるケース

    表面に出ている小さな黒点で、発生してまだ間もない場合は、市販のカビ取り剤と拭き取りで対処できる可能性があります。

    専門業者への相談が必要なケース

    同じ場所に繰り返し再発する、または黒ずみの範囲が広がっている場合は、菌糸が素材の内部に侵入しているサインです。表面を拭いても解決しないため、専門業者への相談をお勧めします。

    専門業者による検査・施工が必要なケース

    壁紙の裏・床下・エアコン内部へのカビ侵入が疑われる場合は、目視では状態を把握できません。専門業者による含水率検査・浮遊菌検査を経た上での施工が必要です。

    検査を最優先すべきケース

    咳・鼻炎・アレルギー症状の悪化が続いている場合は、空気中の胞子濃度が高まっている可能性があります。浮遊菌検査・付着菌同定検査で室内環境を数値化することを優先してください。

    施設は迷わずプロへ

    歯科クリニック・介護施設・保育園など医療・福祉系施設は、在室者がハイリスク群のため、自己判断での対処は禁物です。専門業者による全室検査と除カビ施工を行ってください。

    自分で対処できる範囲は「初期・表面のみ」です。市販の塩素系カビ取り剤は漂白効果で見た目をきれいにしますが、菌の根(菌糸)を完全には除去できないため、再発を繰り返します。

    カビバスターズ東京が提供する検査・除カビサービス

    まず「見えないカビ」を数値化する——3種類の検査

    カビバスターズ東京では、目視では判断できない室内のカビ汚染度を科学的に数値化する検査を提供しています。

    ① 浮遊菌検査

    エアサンプラーを使って空気を一定量採取し、寒天培地に培養。室内空気中のカビ菌数(CFU/㎥)を測定します。「空気の汚れ」を数値で把握でき、施工前後の比較データとしても活用できます。

    ② 付着菌同定検査(真菌検査

    テキストテキストテキストテキスト壁・床・天井の怪しい箇所をスワブ(綿棒)でサンプリングし、顕微鏡観察・培養同定によって菌の種類を特定します。Cladosporium属なのかAspergillus属なのかによって、最適な除カビ剤・施工方法が変わります。

    含水率検査・調査

    壁や床材の含水率を計測し、目に見えない内部の水分蓄積を把握します。カビが繁殖している根本原因(結露・雨水浸入・配管漏水など)を特定し、再発防止の対策立案に活用します。

    除カビ施工——表面だけでなく根まで対処

    カビバスターズ東京の除カビ施工では、状況に応じて以下のアプローチを組み合わせます。

    除カビ処理:菌の根まで浸透する専用除カビ剤を使用

    防カビコーティング:再発を防ぐ防カビ剤の塗布

    除菌:浮遊菌の処理

    原因箇所の修繕提案:パートナー企業・住宅検査士との連携による根本原因対策

    施工後は再度の浮遊菌検査で改善を数値確認。「見えないカビが本当に減ったか」をデータで担保します。

    よくあるご質問(Cladosporium属・黒カビについて)

    Q. 黒いシミが出たので拭いたら消えましたが、これはカビではないですか?

    拭いて消えても、数日〜数週間後に同じ場所に再発する場合はカビの可能性が高いです。カビの菌糸が素材の内部に残っていると、表面だけきれいにしても繰り返します。

    Q.Cladosporium属は毒性がありますか?

    Stachybotrys属(スタキボトリス)のようなマイコトキシンは産生しませんが、胞子を大量・長期に吸引することでアレルギー・喘息・過敏性肺炎を引き起こす可能性があります。「毒性がない=安全」ではありません。

    Q.エアコンのカビは自分で除去できますか?

    フィルター表面の軽微な汚れは自分で清掃できますが、熱交換器・ドレンパン内部のカビは専門業者の分解洗浄・除カビが必要です。市販の噴霧型洗浄剤は一時的な効果にとどまります。

    Q.賃貸マンションでカビが発生しました。費用負担はどうなりますか?

    発生原因が「換気不足など入居者の生活行為」の場合は入居者負担、「構造上の欠陥・雨水浸入など建物側の問題」の場合は貸主負担となるのが原則です。カビバスターズ東京では、原因特定のための調査報告書を作成し、交渉をサポートすることも可能です。

    Q.子どもが咳をよく引き起こします。カビが原因かどうか調べられますか?

    • 浮遊菌検査・付着菌同定検査で室内のカビ汚染状況を調べることができます。医療機関でのアレルギー検査(IgE抗体検査)と組み合わせることで、原因の特定が近づきます。

    まとめ|クラドスポリウム黒カビは「早期発見・数値確認・根本対処」で解決できる

    Cladosporium属(クラドスポリウム属)は身近なカビですが、放置すると健康被害・建物劣化・再発の悪循環に陥ります。重要なポイントをまとめます。

    ・クラドスポリウムは空気中で最も多く検出される菌の一つで、東京の高温多湿な環境で特に繁殖しやすい

    ・アレルギー・喘息・過敏性肺炎との関連があり、乳幼児・高齢者・免疫低下者は特に注意

    ・窓サッシ・エアコン・床下・基礎断熱工法の建物・押し入れが主な発生箇所

    ・見た目が「汚れ」と区別しにくいため、繰り返す場合は専門業者の検査が有効

    ・根本解決には「浮遊菌検査・付着菌同定検査・含水率検査」による原因特定と、菌糸まで対処する専門施工が必要

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